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「何もしない」という贅沢。巨匠ジェフリー・バワの建築に身を委ねて
スリランカ

「何もしない」という贅沢。巨匠ジェフリー・バワの建築に身を委ねて

2026年2月16日
6分
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スリランカの空港に降り立ち、熱気を帯びた風に包まれるとき、私たちの心は知らず知らずのうちに「何かを見なくては」「どこかへ行かなくては」という日常の焦燥感を抱えたままかもしれません。けれど、もしあなたがこの島で「真のリラックス」を求めているのなら、一度すべてのスケジュールを白紙にして、ある一人の建築家が遺した空間に身を置いてみてほしいのです。 その人の名は、ジェフリー・バワ。 今では世界中のリゾートの定番となった「インフィニティ・プール」の生みの親であり、スリランカが誇る至宝とも言える建築家です。

境界線のない世界へ

バワの建築の最大の特徴は、建物と自然の境界線が溶け合っていることにあります。 彼が手掛けたホテルのロビーには、多くの場合、壁がありません。吹き抜ける風が、庭の緑の匂いや、近くを流れる水の音、そして鳥の声をごく自然に運んできます。 例えば、岩山に張り付くように建てられた「ヘリタンス・カンダラマ」。ここでは、廊下を歩いていると剥き出しの岩肌が室内に突き出したり、建物を覆う緑の蔦が季節ごとに色を変えたりします。ソファーに深く腰を下ろすと、目の前にはカンダラマ湖の静かな水面が広がり、自分が建物の中にいるのか、豊かな森の中に浮いているのか、その境界が曖昧になっていく不思議な感覚に包まれます。

贅沢とは、光のうつろいを感じること

バワの空間にいると、時計を見る回数が自然と減っていくことに気づくでしょう。 朝、テラスに差し込む柔らかな光。昼下がり、白い壁に落ちるヤシの木の長い影。そして夕暮れ時、空がピンクから深い紫へと染まっていくマジックアワー。 「何もしないこと」は、現代人にとって最も難しいアクティビティかもしれません。しかし、バワの椅子に座り、刻一刻と変化する自然の表情を眺めているだけで、心の中の澱(おり)が少しずつ剥がれ落ちていくのを感じます。それは、高価な調度品に囲まれることよりもずっと贅沢で、アーユルヴェーダのトリートメントと同じくらい深い癒しを私たちに与えてくれます。

あなただけの「バワ・スタイル」を

ジェフリー・バワが遺したホテルは、スリランカ各地に点在しています。 海岸線に建つ開放的なリゾート、静謐な森の中に佇む隠れ家、そして彼自身が終の住処として愛し、実験を繰り返した理想郷「ルヌガンガ」。 どの場所で、どのような時間を過ごしたいか。 「Tender Breeze Tours」では、画一的なツアーでは味わえない、バワ建築での過ごし方をご提案します。ある日は朝寝坊をしてテラスでゆっくり紅茶を楽し、ある日は一日中プールサイドで読書に耽る。そんな、あなたの呼吸に合わせた旅のカタチ。 スリランカの風に吹かれながら、本当の自分を取り戻す時間を、私たちと一緒に作ってみませんか?

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