スリランカを旅するなら、一度は乗っておきたい列車があります。キャンディからエッラへと向かう高原鉄道は、「世界で最も美しい列車旅のひとつ」として世界中のトラベラーに愛されています。 窓の外に広がるのは、深い緑の茶畑、霧に包まれた山々、そして切り立った渓谷。ゆっくりと流れる景色の中で、旅の醍醐味をとことん味わえる体験です。
どんな列車?ルートと所要時間
キャンディ(Kandy)〜エッラ(Ella)間は約250km。所要時間はおよそ6〜7時間で、途中ヌワラエリヤに近いナヌオヤ駅など、高原リゾートの玄関口を経由します。 列車には「1等観光車両(Observation Saloon)」「2等指定席」「3等自由席」があります。外国人旅行者に人気の1等と2等は事前予約がおすすめ。2等の青い車両で、ドアを開けたまま風を感じながら立ってる旅人の写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか——あれがこの路線です。
見逃せないハイライト:ナインアーチブリッジ
ルート上で最も有名な撮影スポットが、デモダラ(Demodara)にある「ナインアーチブリッジ(Nine Arch Bridge)」。 1920年代に建造された石造りの9連アーチ橋で、緑の渓谷にたたずむその姿は圧巻のひとこと。列車がゆっくりと橋上を通過する瞬間を橋下から撮影するのが定番ですが、車窓から眼下を覗き込むのも同様にスリリングで美しい体験です。
紅茶の産地を肌で感じる旅
ヌワラエリヤ周辺に差し掛かると、車窓の風景が一変します。目の限り広がる緑のグラデーション——それが、スリランカ高原を覆うセイロンティーの茶畑です。 茶摘みをする女性たちの赤いサリーと、深い緑のコントラストは、どんな名画にも負けない美しさ。高度が上がるにつれ気温も下がり、窓から入る空気がひんやりと澄んでいく感覚は、熱帯の国にいることを一瞬忘れさせます。
旅のコツ:右側の席が絶対おすすめ
キャンディからエッラに向かう場合、進行方向の「右側」の窓側席に座ることをおすすめします。 特にナインアーチブリッジ付近や渓谷の絶景は右側に広がるため、席選びひとつで景色の見え方が大きく変わります。 また、列車は遅延することが珍しくありません。でも、そのゆったりとした時間の流れこそがこの旅の魅力。「今日のスケジュールを白紙にして乗る」くらいの気持ちで臨むのがベストです。
エッラに着いたら
終着地のエッラは、バックパッカーから大人旅まで幅広い旅人が集まる小さな山の町。 エッラロックへの軽いトレッキングや、リトルアダムズピークからの絶景、そして素朴なカフェでのゆったりとした時間が待っています。列車の旅の余韻をそのままに、この小さな町でもうひと晩過ごす価値は十分にあります。
テンダーブリーズツアーズのご提案
「Tender Breeze Tours」では、この絶景列車をスリランカのオーダーメイドプランに組み込むことが可能です。 1等車の事前手配はもちろん、列車の撮影スポット案内や、エッラでの宿泊手配まで、細部までサポートいたします。 スリランカの風景を、車窓という額縁越しに。どうぞ、この旅を一度体験してみてください。
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